私はこれまで、「むすびえ物資支援選定ツール」の企画・設計・開発に一貫して携わってきました。本レポートでは、なぜこのプロジェクトに取り組むことになったのか、その背景と課題認識、解決のためにどのような手法・技術を用いるか、そして目指す成果や証明可能になる自分の能力についてまとめます。
2025年現在、物資の寄贈に関するトラフィックは過去と比べて2~3倍に増加し、年間約2万件もの団体が応募する状況となりました。従来はGoogleスプレッドシートやExcelを用いた管理、手作業による重複チェックや当落判定、報告書回収などが行われていましたが、
とくに「子ども食堂」運営者にとっては、毎回同じ情報を入力しなければならない負担や、当落結果の通知遅延、申請状況の見通しが立たないことが大きなストレスとなっていました。また、寄付先として適切でない団体(架空団体・反社会的勢力等)への支援リスクも無視できませんでした。
プロジェクトの第一歩は、現場運用の徹底的なヒアリングと既存フローの可視化でした。